不完全燃焼
2008 / 04 / 15 ( Tue )
4/13、新宿へ友人と二人で久しぶりの観劇に行ってまいりました。
雨降って気温も寒かったのですが、観劇前のランチからあれやこれやお喋りして、気がつけば自然と気分は盛り上がっており。
会場は新宿FACE。
観てきたのは、山本耕史さん主演の『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』です。
ロックミュージカルなので、それなりにロック好きなわたしはほくほくして会場に入りました。
入ったら入ったで、小さなライブハウス風になっていたので、これまたほくほく。
席は後ろよりではありましたが、それでも充分に舞台が近い。
こんな近くから、ライブが堪能できるのか……!! と、気持ちはミュージカルというより、すでにライブのノリでした。
実際、ミュージカルと銘打ってありましたが、スタイルはほとんどライブでした。
MCとして主人公ヘドウィグのそれまでの人生が語られ、その語りにちなんだ曲が演奏され歌われるのです。
それもロックで。
ヘドウィグ役の山本耕史さんとイツァーク役のソムン・タクさんの声の、エネルギーに満ちあふれた力強さに、ただただ興奮させられました。
二人の歌を後ろで支える、ギターやベース、ドラム、キーボードの演奏にも熱狂。
ライブではなくてミュージカルなんだ、と思わされるのは、語りで時折入る、山本さんの表情が別の人物へと変わる一瞬を目の当たりにした時のみでした。
それもまた流れの中に微塵も違和感を感じさせず、物語にも没頭させられているのです。
一時間半の舞台でしたが、その密度は四時間の舞台にも匹敵するものでした。
山本さんてばなんてエンターテイナーなんだ……っ!!
と叫ぶ他はありません。
山本耕史さんというと、舞台を観るまではつい数年前の大河ドラマでの新撰組のイメージばかりだったのですが、それはもう一変しました。
惜しむらくは。
山本耕史さんのヘドウィグとソムン・タクさんのイツァークで、まさにライブをやって欲しいものです。
二人の声でもっとヘドウィグの曲を聴いて熱狂したい。
純粋なロックライブではなかったので、さすがに暴れるのは憚れたため、それが少しばかり不完全燃焼なのです。
また『ヘドウィグ〜』の舞台を観る機会が持てたなら、水を掛けらるであろう最前列でもって拳を振り上げようと思います。
あえて、ストーリーには触れませんでした。
あのライブが、ヘドウィグの生き様なのだろう。
そう思えたので。